CLIP STUDIO PAINT EXとPROの違いは?どっちがおすすめか機能・値段を徹底比較

「CLIP STUDIO PAINTのPROとEXは何が違う?」

「イラストを描くだけならPROで十分?」

「マンガを描くならEXを買った方がいい?」

CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント/クリスタ)を購入するとき、多くの方が迷うのがPROとEXの違いです。

価格を見るとEXの方がかなり高いため、

「高いEXを買っておいた方が後悔しない?」

と思うかもしれません。

しかし、必ずしもEXを選ぶ必要はありません。

簡単に結論をまとめると、

イラスト・デザイン・短いマンガ中心→PRO

複数ページの本格マンガ・Webtoon・本格アニメーション→EX

という選び方が基本です。

この記事では、CLIP STUDIO PAINT EXとPROの違いを詳しく比較し、どちらを選べばよいのか解説します。

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CLIP STUDIO PAINT PROとEXの違いを比較

まず主な違いを簡単に比較してみましょう。

比較項目 PRO EX
イラスト制作 ◎ ◎
デザイン ◎ ◎
マンガ制作 ○ ◎
複数ページ管理 × ○
Webtoon制作 ○ ◎
短いアニメーション ○ ○
本格アニメーション △ ◎
制作効率化機能 ○ ◎
初心者向け ◎ ○
本格的なマンガ制作 ○ ◎

PROとEXはまったく別の制作ソフトではありません。

基本的なイラスト制作機能はどちらにも搭載されています。

そのうえで、EXには本格的なマンガやアニメーション制作などに必要な機能が追加されていると考えるとわかりやすいでしょう。

イラストを描くならPROで十分?

「キャラクターイラストを描きたい」

「SNSへ投稿する一枚絵を描きたい」

という方なら、まずPROから検討してよいでしょう。

PROでも、

・ペン・ブラシ
・レイヤー
・ベクター線画
・手ブレ補正
・3D素材
・各種定規
・色調補正
・フィルター
・マンガ表現

など、イラスト制作に必要な機能を豊富に利用できます。

CLIP STUDIO PAINTの特徴でもある自然な描き味や豊富なブラシ・素材についてもPROで活用できます。

つまり、

「EXにしないと本格的なイラストが描けない」

ということではありません。

イラストをメインにするならPROでも十分な制作環境を構築できます。

PROでもマンガは描ける?

ここは誤解されやすいところです。

PROでもマンガは描けます。

コマ割り、フキダシ、トーンなどマンガ制作に必要な機能を利用できるため、

・短いマンガ
・SNS用マンガ
・1ページマンガ
・数ページ程度の作品

などを描きたい方ならPROでも候補になります。

「マンガ=必ずEX」

ではありません。

では、なぜ本格的なマンガ制作ではEXがおすすめなのでしょうか。

大きな理由のひとつが複数ページ作品の管理機能です。

EXなら複数ページのマンガをまとめて管理できる

EXでは複数ページのマンガ原稿を作品単位で管理できます。

たとえば30ページ、50ページといったマンガを制作する場合、それぞれのページを個別に管理するより、作品全体をまとめて扱える方が便利です。

同人誌や商業マンガなど、ページ数の多い作品を継続的に制作する人にとっては作業効率に大きく関係します。

一方、

「イラストが中心で、たまに短いマンガを描く」

という程度なら、この機能を使わない可能性もあります。

その場合はPROでも十分でしょう。

Webtoonを本格的に作るならEXがおすすめ

縦スクロール型マンガ「Webtoon」を制作したい方も増えています。

PROでもWebtoon作品自体は制作できますが、EXでは複数ページ作品やWebtoonを効率よく管理・制作するための機能が充実しています。

長編作品を継続して制作したい場合は、EXのメリットが大きくなります。

趣味として短い作品を作るならPRO。

仕事や本格的な作品としてWebtoon制作へ取り組むならEX。

というように制作規模で判断するとよいでしょう。

アニメーションはPROとEXで大きく違う

アニメーション制作を考えている方はPROとEXの違いに注意しましょう。

PROでもアニメーションは作れます。

ただしPROで制作できるのは24フレームまでです。

たとえば1秒8フレームなら約3秒の短いアニメーションになります。

SNS用の「動くイラスト」や簡単なアニメーションを作ってみたい程度ならPROでも楽しめます。

一方EXには24フレームという制限がなく、本格的なアニメーション制作が可能です。

さらにカメラワークや音声トラックなど、プロの制作現場でも利用できる機能を備えています。

ちょっと動かしたい→PRO

本格的なアニメ作品を作りたい→EX

という違いは覚えておきましょう。

PROとEXでブラシの描き心地は違う?

「EXの方が高いから、ブラシもきれいに描ける?」

と思う方もいるかもしれません。

基本的な描画機能についてはPROでも充実しています。

CLIP STUDIO PAINTの特徴である、

・筆圧を活かした描画
・手ブレ補正
・入り・抜き
・水彩・油彩などの表現
・ブラシのカスタマイズ

などはPROでも利用できます。

そのため、イラストの描画品質を上げる目的だけでEXへ変更する必要はありません。

EXの価値は単純な「描き味の向上」よりも、大規模な作品を効率的に制作・管理する機能が増えることにあります。

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3Dデッサン人形はPROでも使える?

CLIP STUDIO PAINTの人気機能のひとつが3Dデッサン人形です。

人物を描くときに、

「このポーズの腕はどう見える?」

「俯瞰の人体が描けない」

といった場合に参考として活用できます。

3Dデッサン人形など、作画をサポートする基本的な3D機能はPROでも利用できます。

そのため、

「3Dを使いたいからEXにしなければならない」

というわけではありません。

イラスト初心者が3Dを参考に人物を描く用途ならPROでも十分活用できます。

PROとEXの値段の違い

2026年8月現在、Windows・macOS向けVer.5.0無期限版のダウンロード販売価格は、

PRO:6,900円(税込)

EX:28,900円(税込)

です。

かなり価格差があります。

また1デバイスの年額・月額利用プランは、

PRO

月額480円
年額3,000円

EX

月額980円
年額8,300円

となっています。

特に無期限版はPROとEXで22,000円の差があります。

だからこそ、

「いつか使うかもしれない」

という理由だけでEXを購入するより、本当にEX独自の機能が必要かを考えて選びましょう。

初心者ならPROとEXどっち?

これから初めてデジタルイラストを始める方なら、基本的にはPROから検討しやすいでしょう。

初心者の場合、最初に覚えるのは、

・ブラシ
・消しゴム
・レイヤー
・色塗り
・選択範囲
・素材

などの基本操作です。

これらを使ってイラストを描くのであれば、PROで十分対応できます。

最初からEXの高度な機能をすべて使う必要はありません。

特に、

「まずキャラクターを1枚描けるようになりたい」

という段階ならPROが選びやすいでしょう。

同人誌を作るならEX?

同人誌制作を本格的に行うならEXが便利です。

EXでは複数ページの作品をまとめて管理できるため、ページ数が増えるほどメリットを感じやすくなります。

表紙から本文まで多くのページを管理する場合には、EXの制作効率化機能が役立ちます。

一方、

「1ページずつ作れれば問題ない」

「年に数回、短いマンガを描くだけ」

という場合はPROでも制作できます。

マンガを描くかどうかだけでなく、

どのくらいのページ数・頻度で描くのか

まで考えると判断しやすくなります。

プロを目指すなら最初からEX?

「将来プロになりたいならEXを買うべき?」

という疑問もあるでしょう。

必ずしもそうではありません。

イラストレーターを目指して一枚絵やキャラクターデザインを中心に制作するなら、PROでも充実した機能を利用できます。

一方、漫画家やWebtoon作家、アニメーション制作などを目指し、長編作品を効率よく管理したいならEXのメリットが大きくなります。

つまり、

プロか趣味か

ではなく、

何を制作するか

で選ぶことが大切です。

PROを買ってからEXへ変更できる?

「今はPROで十分だけど、将来マンガを本格的に描くかもしれない」

という方もいるでしょう。

そのような場合でも、最初から無理にEXを選ぶ必要はありません。

CLIP STUDIO PAINTにはPROからEXへアップグレードする方法が用意されています。

まずPROでイラストや短いマンガを制作し、

「複数ページ管理が必要になった」

「本格的にマンガを描きたい」

「アニメーション制作をもっとやりたい」

となった段階でEXを検討できます。

初心者にとっては、この方法も無駄の少ない選び方です。

EXを選んだ方がいい人

CLIP STUDIO PAINT EXは、

・複数ページのマンガを制作する
・同人誌を本格的に作る
・長編Webtoonを制作する
・24フレームを超えるアニメーションを作る
・仕事としてマンガ・アニメ制作を行う
・制作時間を短縮できる高度な機能を活用したい

という方におすすめです。

特にマンガやアニメーションを継続的に制作する人ほど、EXの機能を活かしやすくなります。

PROがおすすめの人

一方PROは、

・デジタルイラスト初心者
・キャラクターイラストを描きたい
・一枚絵が中心
・SNSへ作品を投稿したい
・短いマンガも描いてみたい
・グッズや印刷物をデザインしたい
・まず費用を抑えて始めたい

という方におすすめです。

「PRO=初心者用の簡易版」というわけではありません。

イラストやデザインを中心に制作するなら、本格的な作品制作にも十分活用できるスタンダードグレードです。

PROとEXで迷ったら無料で試してみよう

それでも、

「自分にはどちらが必要かわからない」

という方は、CLIP STUDIO PAINTの無料体験を利用してみましょう。

実際に、

イラストを描く
↓
マンガ機能を使う
↓
3D素材を試す
↓
アニメーションを試す

など、自分がやりたい制作を体験してみると必要なグレードが見えてきます。

特にEXはPROより値段が高いため、

「高い方なら間違いない」

という理由だけで選ぶのはおすすめしません。

自分が作りたい作品に必要な機能を確認してから購入しましょう。

CLIP STUDIO PAINT EXとPROの違い|結局どっちがおすすめ?

最後に、迷っている方のためにシンプルに整理します。

イラストを描きたい

→ PRO

キャラクターデザインをしたい

→ PRO

SNS用の短いマンガを描きたい

→ PROでもOK

一枚絵+ときどきマンガ

→ まずPRO

同人誌・長編マンガを本格制作

→ EX

Webtoonを本格制作

→ EX

短いアニメーションを作りたい

→ PRO

本格的なアニメーションを作りたい

→ EX

将来何を描くかわからない初心者

→ まずPROを検討

このように考えると、かなり選びやすくなるでしょう。

まとめ|イラストならPRO、本格マンガ・アニメならEXがおすすめ

CLIP STUDIO PAINT PROとEXには価格差がありますが、

「EXの方が高い=イラストが上手に描ける」

という違いではありません。

PROでも、ブラシ、レイヤー、ベクター、3D素材、手ブレ補正、マンガ表現など豊富な制作機能を利用できます。

そのため、

イラスト中心ならPRO

で十分検討できます。

一方EXは、

・複数ページの作品管理
・本格的なマンガ・Webtoon制作
・24フレームを超えるアニメーション制作
・プロ向けの制作効率化

などに強みがあります。

長編マンガやWebtoon、本格アニメーションを制作する方ならEXを選ぶメリットが大きいでしょう。

迷ったときに重要なのは、

「高い方を買う」ことではなく「自分が何を作りたいか」で選ぶこと。

まずCLIP STUDIO PAINTを無料で実際に使い、

「イラストが中心だからPROで十分」

なのか、

「本格的にマンガを作りたいからEXが必要」

なのかを確認してみるのがおすすめです。

PROから始めて、必要になった段階でEXへのアップグレードを検討する方法もあります。

自分の現在のレベルではなく、これから作りたい作品に合わせて最適なCLIP STUDIO PAINTを選んでみてください。

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